院長について

院長略歴

Photograph by James R. Jones

福井 祐一(ふくい ゆういち)

昭和53年4月3日生まれ

兵庫県伊丹市生まれ

獣医師

獣医学博士

日本獣医皮膚科学会認定医

茨城県獣医師会 小動物臨床部会理事

獣医臨床感染症研究会 理事

北海道大学農学部で畜産学を学んだ後、獣医師を志して岩手大学農学部獣医学科に編入。

大学在学中は内科学教室に所属。平成18年、同大学を卒業し、獣医師免許習得。

兵庫県尼崎市のセントラル動物病院にて、研修医として約1年半診療に従事。

結婚を機に妻が働いていたつくばに移り住み、茨城県筑西市の下館動物病院にて約3年間、犬、猫の外科・皮膚疾患の治療に取り組むかたわら、つくば国際ペット専門学校で非常勤講師も担当。

その後、千葉県内の動物病院にて約1年、勤務医として従事。

平成23年3月20日、つくば市東新井にこまち動物病院を開院。

平成28年、日本獣医皮膚科学会認定医を取得。

平成29年4月から、岐阜大学連合大学院獣医学研究科(所属:帯広畜産大学)にて、マダニ媒介性人獣共通感染症であるAnaplasma phagocytophilumの茨城県における分子疫学について研究し、令和2年3月に博士課程修了。

令和4年3月12日、つくば市二の宮3丁目に病院移転。

博士号学位記

皮膚科認定医証

 

主な活動

2008年9月 関東・東京合同地区獣医師会大会(つくば)にて口頭発表 「肝臓腫瘍の外科切除」
2012年7月 第7回世界獣医皮膚科会議(カナダ・バンクーバー)に出席
2013年3月 日本獣医皮膚科学会(大宮)にてポスター発表 「 タクロリムス軟膏の塗布により良好にコントロールできた落葉状天疱瘡の犬の1例」
2013年9月 日本臨床獣医学フォーラム年次大会(東京)にてポスター発表 「ハインツ小体性溶血性貧血を併発したケイ・ガスケル症候群の猫の1例」
2014年2月 日本獣医内科学アカデミー学術大会(横浜)にて口頭発表 「無症状の肥大型心筋症ネコにおける血清CK-MMアイソザイムの増加」
2014年3月 日本獣医皮膚科学会(大宮)にてポスター発表 「 胸部背側に発生した犬毛包虫症に対してエプリノメクチン局所滴下を実施した犬の2例」
2015年2月 日本獣医内科学アカデミー学術大会(横浜)にて口頭発表 「Anaplasma phagocytophilum感染の犬の1例」
2015年3月 日本獣医皮膚科学会(大宮)にて口頭発表 「 膵臓性脂肪織炎の犬の1例」
2016年6月 世界獣医皮膚科会議(フランス・ボルドー)にてポスター発表「Treatment of Canine Demodicosis with topical eprinomectin」
2016年9月 関東・東京合同地区獣医師会大会(品川)にて口頭発表 「キサンチン尿石症と原発性門脈低形成の猫の1例」
2017年2月 日本獣医内科学アカデミー学術大会(横浜)にて口頭発表 「茨城県つくば市におけるマダニおよび飼育犬のアナプラズマ症、ライム病、ヘモプラズマ症病原体の保有状況調査」
2017年3月 日本獣医皮膚科学会(大宮)にてポスター発表 「エプリノメクチンにて治療したDemodex gatoi寄生の猫の1例」
2017年9月 関東・東京合同地区獣医師会大会(東京)にて口頭発表 「Anaplasma phagocytophilum感染症を発症した犬の3例」学術奨励賞を受賞
2017年9月 日本獣医学会(鹿児島)にて口頭発表 「わが国の犬症例由来Anaplasma phagocytophilumの分子系統学的解析」
2018年2月 日本獣医内科学アカデミー学術大会(横浜)にて口頭発表 「コアワクチン抗体保有検査における外部検査機関の抗体価と院内検査キットの比較」
2018年3月 日本獣医皮膚科学会(大宮)にてポスター発表 「舌下免疫療法を実施した犬アトピー性皮膚炎の柴犬の2例」
2018年5月 日本衛生動物学会(帯広)にて口頭発表 「犬のAnaplasma phagocytophilum感染症が発見された茨城県における飼育犬のAnaplasma感染状況調査」
2018年9月 関東・東京合同地区獣医師会大会(茨城)にて口頭発表 「茨城県のAnaplasma属細菌の感染状況調査」
2018年9月 日本獣医学会(茨城)にて口頭発表 「好中球に桑実胚を認めた犬Anaplasma phagocytophilum感染症の1例」
2018年12月 リケッチア研究会(国立感染症研究所)にて口頭発表 「茨城県守谷市における犬Anaplasma phagocytophilum感染症の発生とマダニの病原体保有状況調査」
2019年2月 日本獣医内科学アカデミー学術大会(横浜)にて講演 「新たな犬のマダニ媒介性疾患 -Anaplasma phagocytophilum感染症- 茨城県での事例」
2019年10月 関東・東京合同地区獣医師会大会(千葉)にて口頭発表 「外科的切除を実施した多発性肝嚢胞の猫の1例」
2020年2月 日本獣医内科学アカデミー学術大会(横浜)にて口頭発表 「小型野生哺乳動物における人獣共通感染症Anaplasma phagocytophilumの感染調査」
2020年5月 日本獣医皮膚科学会(オンライン)にてポスター発表「オクラシチニブでは管理が難しかったがロキベトマブにて良好に維持できた犬アトピー性皮膚炎の3例」
2021年3月 日本獣医皮膚科学会(オンライン)にて口頭発表「ミコフェノール酸モフェチルが奏功した落葉状天疱瘡の猫の1例」
2021年9月 関東・東京合同地区獣医師会大会(栃木)にて口頭発表 「皮膚クリプトコックス症の猫の1例」
2022年9月 関東・東京合同地区獣医師会大会(神奈川)にて口頭発表 「ビタミンD代謝障害を併発した原発性上皮小体機能低下症の犬の1例」
2023年3月 日本獣医皮膚科学会にてポスター発表「オゾン水スプレーを使用して多剤耐性ブドウ球菌感染症を治療した3症例」
2023年9月 関東・東京合同地区獣医師会大会(埼玉)にて口頭発表 「猫の耳道内炎症性ポリープ8例の治療成績」

 

執筆論文・雑誌(年代順)

コメント

つくばはもともと縁もゆかりもない土地でしたが、この街で暮らす中で緑あふれる学園都市に魅せられて、皮膚科をメインとした動物病院を開いて10年以上経ちました。

私はこれまで犬の皮膚疾患に熱心に取り組み、茨城県で初の獣医皮膚科認定医も取得し、日々皮膚科診療を邁進してまいりました。動物病院の受診理由として上位である皮膚疾患・耳科疾患に対して的確な診断・治療を行うとともに、近年増加しているイヌのアレルギー性皮膚炎に対して、最新の免疫学的見地とスキンケア理論に基づいた治療を実践していきたいと考えています。